自分の健康を創る「内なるドクター」は潜在意識の中にいる

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突然の「余命一ヶ月」という宣告。激務にかまけて、自分の体調不良を疲れのせいだと思い込み、放置していた結果、手の施しようがないくらい悪性腫瘍が悪化してしまっていたそうです。そんな事実を告げられたにもかかわらず、著者は現実感がなく、どこか他人事のように聞いていたそうです。

現役の整形外科医である著者は、余命宣告をされてすぐに「すべての人に平等に訪れる死が少し早めに来た」と思い、残された一ヶ月に何をすべきか考えました。ところが、気丈な妻が狼狽し泣き崩れた姿を見て、初めて自分の人生は1人のものじゃないことに気づいたとのこと。

そこで、著者は医師として診療するなか経験した、西洋医学では治療困難な症状が東洋医学で改善した例や、奇跡的治癒をした人たちの体験記を参考に、病院の治療に加え、代替療法や伝統医学を取り入れようと考えました。

病気にかかることは悪いことばかりと思ってしまいますが、心をコントロールするためには、良い点にも気がつくことが大切なのだそうです。

ステップ1 病気に感謝する

ステップ2 病気が教えようとしていることを知る

ステップ3 病気になってよかったことを書き出す

ステップ4 病気ならなかったら困ったことを書き出す

ステップ5 病気が治ったらやりたいことを書き出す

ステップ6 楽しいイメージが湧く写真や雑誌の切り抜き、アイテムを常に目につく場所におく

ステップ7 アフォメーション(自分に対する宣言)を作って目につくところに貼る

ステップ8 一生のうちに寿命が尽きる病気には一度しかかからない

ステップ9 「よかった」を口癖にする

こうして、病気の二面性に気付くことで、病気は憎むべき敵ではなく、人生について共に語らう友であり、生きる道標を示してくれる師になります。その結果、人間に本来備わっている生命力を高め、健康の真髄に辿り着くことで、半年後には余命一ヶ月を宣告されていた腫瘍は姿を消したそうです。

本書では、「病気と闘う」という考え方は出てきません。潜在意識に眠る自らを治癒する能力「内なるドクター」からのメッセージを受け取り、意識や習慣を改善することで病気を克服することが可能になるとのこと。

現役の医師が説く、生命エネルギーや心の在り方には、とても説得力があります。重い病気にかかってしまった時、なかなかポジティブになることや、病気に感謝することは難しいかもしれません。しかし、病気になったことで得られる「気づき」が克服するためには必要ということを感じました。

『余命一ヶ月から生還した医師が伝える 生命力の磨き方』

保田賢児(著)/青山ライフ出版