理系脳を鍛える超難問ドリルでビジネススキルをアップ

理系脳と文系脳。それぞれに長所があり短所があるのですが、理系脳という言葉にコンプレックスを感じる文系脳は、私だけでしょうか? 決して文系脳が悪いわけではないのですが、ビジネスの世界で重宝されるのは理系脳。論理的で筋道立てて考えることができ、また、数字にも強いため、理系脳の方がカバーできる仕事の範囲が広いそうです。

ビジネスに理系脳が有利なら、それを鍛えればいいのでは? という提案をしているのが本書です。子どもの頃からの算数好きが高じて、現在は「誰でも理系脳になれる」をテーマに研究を続けている著者は、大人になってからが理系脳を鍛えるチャンスだと言っています。

 

“ドーナツ1つとカレーパン2つ。

食パンが1つと、ドーナツ2つが同じ値段である。

食パン3つ分で、カレーパンは何個買えるだろうか。“

 一見、小学生の算数の問題のように思えますが、解いてみるとなかなか難解。この本は、通勤や休憩中などに手軽に挑戦することが前提になっています。

答えは12個。

“食パン1つは、まず「ドーナツ2つ」に変化して、さらに「ドーナツからカレーパン」になるときにさらに2倍になる。つまり「食パン1つ」は「カレーパン4つ」と同じである。

問題は「食パン3つ分で、カレーパンは何個買えるか」なので、単純に「3×4」と計算し、食パン3つ分でカレーパンは12個買えることになる。“

この問題は、ほんの肩慣らし。自分で解くには苦労はしたものの、理論的に説明されると、なるほど簡単に解けます。本書の中には、じっくりと筋道を立てて考えなければ解けない問題もありますが、ちょっとしたコツを見つけることで、あっさりと答えが見えてくるものもあります。

“数字のマジックにだまされないでください。

あなたの固定観念がウィークポイントになります。

ビジネスに重要なのは既成概念を超えた発想力です“

各レベルには、問題を解くヒントとともに、ビジネスに生かせるポイントが書かれています。

多くの問題文が単純明快にも関わらず、全100問中、7割が解ければ超一流という大人向け難問ドリル。一見、簡単そうに見えて、なかなか解けない絶妙なハードルが、妙にはまってしまいます。(中山寒稀)

『数字に強くなる 理系脳スキルアップドリル』

護田紀夫(著)/楓書店