自由で幸せに生きるための、こころのヨーガ

ヨーガといえばストレッチやエクササイズと思いきや、この本に並んでいるのは、やわらかく語り掛けるような言葉。本来、ヨーガは精神統一法のひとつで、人生のさまざまな苦しみを克服し、生きていくヒントを教えてくれます。

例えば、仕事。生活するために、当たり前のようにこなさなければいけないもの。でも、イヤイヤ働いても、心地よい暮らしにはつながっていきません。

”毎日の生活はその一瞬一瞬の仕事への集中と、おもしろさと充実した状態で輝いてきます。誠心誠意気持ちを込めて仕事します。そうすることでその仕事に魂が吹き込まれていきます。魂のない、いい加減な仕事は、その人自身をにごらせてしまいますから。同じような繰り返しの毎日も新鮮な気持ちで、心を込めて。“

生活のため。遊ぶため。そう考えて仕事をしていると、その間、心が上の空になってしまう。仕事を何かをするための手段にせず、仕事のためにきちんと仕事をする。それを目標にすることで、人生に輝きが増します。心を込めた行為が美しい人生を導き出すのだそうです。

本書で紹介されている84の鍵は、本当にささやかな心の持ち方の積み重ねであり、自分自身を幸せにできるのは自分。少しこころがつらくなってしまった時に、読みたくなる本です。

『こころのヨーガ』

赤根彰子(著)/アノニマ・スタジオ