参拝気分が味わえる!御朱印で寺社巡り

書評写真・御朱印

寺社にお参りに行くと、「御朱印所」に並ばれている方をよく目にします。最近は、「御朱印ガール」と呼ばれる若い女性の間でブームになっているほか、年齢、性別に関係なく多くの方が寺社を訪れ、御朱印を頂いているそうです。

ところで、御朱印とはどのようなものかご存知でしょうか。元々はお寺に写経を納めた際、それを書いた証として授与された証明書だったとのこと。やがて、お寺に参拝した証として御朱印が頂けるようになり、明治時代になると神社でも授与されるようになったそうです。

もちろん、御朱印はとても有り難いものなのですが、アートとしても実に見事。筆でしたためられた文字は、力強い筆さばきや、繊細なものなど個性的。また、ほとんどが手書きであるがゆえに、同じものが二つとないのも魅力的です。

本書では御朱印を集めることをライフワークとしている著者が、実際に全国の寺社を訪れて集めたものを紹介しています。そのため、「行きたいけどなかなか行けない寺社の御朱印」にもお目にかかることができます。

比叡山延暦寺は行ってみたいけれど、なかなか行けないお寺のひとつ。その御朱印は、豪快な筆の運びに有り難くも圧倒させられます。また、延暦寺の由緒や見どころなども解説されており、ちょっとしたお参り気分が味わうことができました。ついつい寺社に足を運びたくなる一冊です。(中山寒稀)

『永久保存版 御朱印アートブック』

菊池洋明(著)/PHP研究所