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インターナショナル・ライツ・センター。 ここのテーブルでは世界中のあらゆる出版社、エージェントによる活発な商談が行われている(たまに憩いの場にもなっている)。 |
| トランネットさんの商談に同席する。写真はなんと、イスラエルから来たというエージェントさん。 |
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イギリスの出版社CYANの方と。 ビジネス書、自己啓発書が中心で、タイトルは日本と似ている印象だった。 |
| イタリアのエージェントさんと記念写真。 なぜか、イタリアの人は「企画のたまご屋さん」に興味を示してくれる人が多かったなあ。能天気さが共通なのか? |
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ランチをどう確保するかはブックフェアの重要な鍵。とにかくどこにいっても「高い、マズい、混んでいる」の3拍子そろっている。
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●インターナショナル・ライツ・センター
さて、ロンドンブックフェアでもうひとつ特徴的なのは、INTERNATIONAL RIGHTS CENTREというスペースが設けられている点だ。ここには、各国のエージェント専用の500を超えるテーブルが設置され、あちこちで活発な商談が行われている。
今回ごいっしょさせていただいたトランネットさんも、ここに1テーブルを確保しておられた。フェア期間の間、30分単位での商談が続き、昼食を取る間もないほどの忙しさ。
トランネットさんが取り組まれている「ジャパニーズ・ライターズ・ハウス」とは、日本の著者のコンテンツを世界に売り出していこうという試みだ。現在は、主に著者から若干の翻訳手数料をいただいてコンテンツを紹介するシステムだが、意識の高い著者からは続々と依頼が集まっている様子である。
今回、トランネットさんは日本のコンテンツを紹介するカタログを作成し、配布されたのだが、これがなかなかの人気で、たまたまこれを手に取った海外の出版社やエージェントから飛び込みのアポイントも続々と入っているようだった。
そうした商談に私たちも何度か同席させてもらったのだが、つくづく感じたのは「面白いコンテンツを貪欲に求めている姿勢は日本の編集者も海外も同じ」ということだ。
あるフランスの編集者に「どうして日本のコンテンツに興味があるのか?」と聞いてみたところ、
「だって、フランスのコンテンツはもう退屈だから(boring)!」
という答えが返ってきた。ヨーロッパからみれば遥かなる東の国、日本というのは、それだけ新鮮に写るということなのだろうか。
とはいえ、いくら関心が高いとはいえ、実際にはそう感嘆にはいかないだろう。カタログなどで「面白そう!」と思ったとしても、実際に本のカタチにして売っていくまでにはさまざまな壁が存在するからだ(これは、企画書が面白そうでも実際に本になるまでには険しい道のりがある日本国内と同じことだ)。
たとえば、誰がその国の言葉に翻訳するのかという問題、そして、日本語の微妙なニュアンスをうまく翻訳できるのかという問題。ただ、これに関してはトランネットがもともと翻訳者のネットワーク会社であることが強みになりそうだ。
ある著名な女性作家の作品に興味を示しているフランス人の編集者は、「でも、この作品をフランス語に訳すのは非常に難しい。フランス語には語彙のないような表現が多い」
ということを心配しておられた。また、
「フランスと日本では感動のツボが違うから、フランス人に受けるかどうかも心配」
ともおっしゃっておられた。夢の海外出版を実現するためには、こうした問題をこれから一つひとつクリアしていくことが必要だろう。
今のところ、日本のコンテンツへの主たる関心は漫画とフィクションである。ただ、これはたまたまこれまでの成功事例があるからに過ぎず、逆にいうと日本のノンフィクション、実用書の魅力はまだまだ伝わっていないのかもしれない。
